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ブログ半休止のお知らせ:藤原新也氏の村上春樹氏批判を読んで

皆さまへ、 今後も時々何か書くこともあるかと思いますが、いろいろと思うことがあり今までのような形でのブログ更新を休止することにしました。厳密に言えば半分休止のような状態になると思います。 ————————– 先日、村上春樹氏がカタルーニャ国際賞受賞の際に行ったスピーチ「非現実的な夢想家として」は大きな反響を呼んだ。もう既に全部お読みになられた方も多いことと思う(村上氏スピーチリンク1・リンク2)。私は村上春樹という作家を特に好きでも嫌いでもないが、スピーチそのものは拍子抜けするほど平易な言葉で語られ、その分わかりやすく良かったのではないかと思う。簡単なことを難解な言葉で語るよりも余程良心的である。このスピーチには賛同する声が大きいようで、報道ステーションで寺島実朗氏が述べていた原発推進派の立場からの反論は醜悪なものであったようだ(参照リンク)。 しかし、藤原新也氏による村上スピーチへの批判はある一面を言い当てていて面白いと思った。ジャーナリストで参議院議員の有田芳生氏がツイッターで紹介しており、それで知ることができた。私は若い頃、村上氏よりも藤原新也氏の方により影響を受けたようで、藤原氏の本に騙された(?)ことも手伝ったのか、アジア諸国を貧乏旅行した。まあ旅した年代も異なることもあるだろうが、「全然本と違うじゃないか。畜生」などと思ったものだが、旅に出て良かったと心底思っている。リアルとは何かを知る貴重な体験であり、この経験は死ぬまで消えることはないと思う。何の因果か現在アジアの国で暮らしている。 さて、藤原氏は「村上春樹の空論」で以下のように述べて村上氏のスピーチを批判している。以下藤原氏のホームページより引用(なおこのページには藤原氏のエッセイへの批判を受けてのコメントも書かれているのでぜひお読みいただきたい)。 <引用開始>—————– 「核の被害をこうむった唯一のわたしたち日本人は核に反対すべきだった。だが今日本は世界第三位の原発大国だ。なぜそのような結果になったかというと、それは効率優先社会というものが作用している」 このステロタイプな分析が世界に名だたる作家の言葉かと耳を疑う。 日本の地獄とはあまりにも遠く離れた安全圏の中での分析が空しい。 外国に住んでジョギングしているらしい彼はもうこの過酷な現実世界の中で”生きて”はいなのではないかと一読者として残念に思う。 いやしくも表現者たるもの、地獄の片鱗にでも触れて語るべきだろう。 そこに片足を突っ込み、地獄の中で毒矢に射られた者たちの心を知るには時には同じ線量いっぱい吸い込み、いかなる無記が可能なのか、それを探しまわる必要も生じようというもの。 文学している場合ではないのだ。 <引用終わり>—————– 「外国に住んでジョギングしているらしい」のくだりに関して藤原氏は「なおジョギングに関しては個人的趣味であり、他のジョガーを貶めることになるので削除する」としてホームページの文章から削除されているが、この文章の持つ「毒」を維持するために上の引用文であえて再現した。 村上氏のスピーチに関しては、「世界的に名声のある人がよく言ってくれた」と評価する方も多いし、私もそう思う。しかし、どこか上滑りで空疎だという印象を受けた人もいるだろう。藤原氏の批判はそこを突いたものだと思う。 慶応大学の堀茂樹教授がツイッターでこの藤原氏の批判を批判しており興味深い。藤原氏の批判はややもすれば「現場に行かない者が語るな」という言論封じになってしまう。だが藤原氏はそうした言論封じといった上っ面の薄っぺらい意味合いで、多くの人から批判されるであろうこの刺激的な文章を敢えて発表したのではないと思う。村上氏のスピーチが正論でありながらもどこか上滑りな印象を与えるということを、敢えて言葉で表したようなものではないのだろうか。藤原氏本人が3.11以後どのような活動をしておられるのか私は知らないが。 さて、私は別に表現者でも文学者でもプロの物書きでも何でもなく、外国で優雅と呼ぶには程遠い生活をしているのだが、最近いろいろと考えるところが多かった。そんな中、この藤原氏のエッセイを読んで、ブログを休止しよう、少なくとも従来のようには書かないでおこうと決めた。 このブログは海外にいる私が、壊れゆく日本に強い危機感を持ち、外から見える民主主義国家として既に末期症状を呈している日本の問題点について語り、自分が行きたくても行けないデモに行こうと呼びかけるという非常におかしなブログとしてスタートした。 藤原氏に似た言い回しで「自分は安全圏にいながらデモに行けなどと言う」といった批判が私のような海外ブロガーに向けられてきたことも重々承知しているが、今日に至るまでさして気にも留めてこなかった。なぜならそうした批判をしている人間は、本人が問題に対して具体的に行動を何もせず、ただシニカルに毒づいているだけの人である場合が多いからだ。また外国にいるから「安全圏」などというのは全く的外れであり、別のリスクを伴うものであることは海外生活をしている人なら十分わかることである。 海外から敢えてブログを書く気になったのは、恐らく日本で生活する多くの人がマスコミの演出する「洗脳」ともいうべき演出された「日常」の中で気づくことのない国のシステムの異常さに容易に気づく位置にたまたまあったからであり、お世話になった日本の方々への恩返しのつもりであった。その視点での「リアルさ」は維持してきたと思う。このブログを昨年10月に始めてから、驚くほど多くの皆様にブログを読んでいただくことができ、またネットを通じて多くの熱意をもった方々と間接的にではあるが交流させていただくことができ、大変感謝している。 6月11日に全国・海外で一斉に行われた脱原発デモには多くの方々が参加され、私もその模様をネットで拝見し、感無量である。参加された皆様には頭が下がる思いでいっぱいである。震災後、多くの国民がそれまで知ることのなかった様々な虚構の仕組みが明らかになり、王様は裸であることは広く知れ渡った。あとは「王様は裸だ」とさらに多くの人が叫ぶ段階になったと思う。茶番を是とするか拒否するか、後は日本に住む人々が判断することが求められるのだろうと思う。 最近いろいろと考えていたのはある意味個人的な問題で、自分が将来的に日本に暮らすのかどうか、日本再建に貢献できるのかどうかといったことがわからない宙ぶらりんの状態で、史上最悪の放射能汚染事故が現在進行形で進んでいる地獄のような状況に関して、私の言葉は上滑りになるのではないかということだった。私はプロの物書きではないので、こうした事柄に拘泥すべきではないのかも知れないが、自分自身が文章を紡ぐ上でどこかで納得できぬものを感じていたのかも知れない。政治に関してゴタゴタ偉そうに語ることはできても、現時点で私自身の生活が直接に放射能という目には見えぬが具体的・物理的にある脅威に脅かされているわけではない。危険を想像することはできても、直接感じることはない点で、文章を書いても、本当にリアルなものにはならないと感じるのだ。震災以後はなるべく重要情報拡散のみに徹してきたのもそうした事情がある。頭の中だけで考えられた言説には力がない。身体感覚を伴って力を持つのだと思う。その両方のバランスが重要だろう。 そんな中、今回の藤原氏のエッセイを読み、極端なきらいはあるものの氏の言わんとすることを感じることができた次第である。日本には近いうちに一時戻りたいと考えているが、しばらく力のこもる言説が吐けるような状況になるまでブログを休むことにする。が、言いたいこと・言わねばならぬことが湧き出てきたら書くことにする。なおツイッターの方は今後も続ける。 Advertisements

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お知らせ:4日ほどでかけます。

ドイツ気象局(DWD)(トップページ右側の[Ausbreitung Japan]の右をクリック→次のページの画像[Loop Starten]をクリック→放射能拡散予想閲覧可) 全国の放射能濃度一覧 ・ 水道の放射能濃度一覧 ・ 雨の放射能濃度一覧・ 全国の食品の放射性物質一覧 ベクレル→シーベルト換算 フランス・メディア・ニュース フランスねこのNews Watching 原子力資料情報室 武田邦彦・中部大学教授ページ 脱原発系イベントカレンダー 脱原発・日本全国デモ情報 小出裕章(京大助教)非公式まとめ 6.11脱原発100万人アクション(←全国一斉にデモがある。すごい一日になると予想) 【お知らせ】 4、5日出かけます。インターネットにアクセスできない状態となりますが、ご了承ください。nico

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【必見】「終わりなき人体汚染~チェルノブイリ事故から10年」*削除される前に見てください

ドイツ気象局(DWD)(トップページ右側の[Ausbreitung Japan]の右をクリック→次のページの画像[Loop Starten]をクリック→放射能拡散予想閲覧可) 台湾による放射能拡散予測 全国の放射能濃度一覧 ・ 水道の放射能濃度一覧 ・ 雨の放射能濃度一覧・ 全国の食品の放射性物質一覧 ベクレル→シーベルト換算 フランス・メディア・ニュース 原子力資料情報室 武田邦彦・中部大学教授ページ 脱原発系イベントカレンダー 脱原発・日本全国デモ情報 ゴールデン・ウィーク中の脱原発デモ情報 NHKスペシャル「終わりなき人体汚染~チェルノブイリ事故から10年」(1996年放送)の動画がNHKオンデマンドから削除されたとのことである(削除されたというのは誤った情報のようで、この番組がアーカイブに入れられたことがなかったというのが事の真相のようである 5月3日1:30情報訂正)。下の動画は有志の方がYouTubeにアップしているものである。こちらもいつ削除されるかわからないので、ぜひお早めにご視聴いただき、ぜひまだ見ておられない方々に拡散していただきたい。もし下のYouTube動画が削除されていた場合は、こちらでどうぞ(情報:卵かけごはん様)。 「終わりなき人体汚染」① 「終わりなき人体汚染」② 「終わりなき人体汚染」③ 「終わりなき人体汚染」④ ↓↓1日1回応援クリックをぜひお願いします!書くパワーをください!

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【必見】映画『東京原発』 *削除される前に見てください

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不条理に対して憤慨せよ! 仏レジスタンス戦士からのメッセージ!

4.10デモUst生中継→ 芝公園デモ・ 高円寺デモ ドイツ気象局(DWD)(トップページ中段の画像[Loop Starten]をクリック→放射能拡散予想閲覧可) オーストリア気象地球力学中央研究所(ZAMG)([Neues]をクリック→次のページの新しい日付のニュースをクリック→次のページの一番下[DOWNLOAD]をクリックすると拡散予想閲覧可) 全国の放射能濃度一覧 ・ 水道の放射能濃度一覧 ・ 雨の放射能濃度一覧 フランス・メディア・ニュース(仏メディアの震災原発関連記事が日本語で読めます) 原子力資料情報室 武田邦彦・中部大学教授ページ 電力総連組織内候補者リストとのこと 全国同時多発デモとなってきた!近いところで参加しよう!詳しくは↓をクリック! [社会の不条理に対して憤慨せよ!] 93歳の元レジスタンス戦士ステファン・エッセル氏(Stéphane Hessel)が書いた『憤慨せよ!』(“Indignez-Vous!”)という本(パンフレット)がフランスでミリオンセラーとなり、米国・英国・イタリア・ポーランドなどでも翻訳版が出されるという話を以前のブログ記事でお伝えした。この度、2月に出版された英語版(“Time for Outrage!”)を入手することができたので、その内容をご紹介したいと思い、大急ぎで訳出した。まだ半分しかできておらず、かつ急いで訳したものであるから、何か間違いや根本的な誤解があるかも知れないが、私がこのように解釈したものとしてご了承いただきたい。厳密さを求める方はぜひ原版か英語版も出ているのでお買い求めいただきたい。後半部分の訳もでき次第、当ブログでご紹介したいと思う。 若き日にド・ゴールの呼びかけに応じレジスタンスに加わったエッセル氏は、その後世界人権宣言の起草にも携わることになる。氏の行動原理はレジスタンスと世界人権宣言に沿ったものであり、自由・平等・博愛というフランスのトリコロールを体現したような人物である。 エッセル氏は今日のフランス社会においてレジスタンス精神が攻撃にさらされているとして危機感を表明している。氏は言う。 「レジスタンスが熾烈に戦いを挑んだ相手である資本の力が、そのカネの僕である政府の最も高い連中とともに、かつてないほど巨大で、利己主義的で、恥知らずとなったからにほかならない。今は民営化された銀行は、まず自分たちの利益や役員の莫大な報酬を第一に考え、社会共通の利益には関心を払わないように見える。金持ちと貧困者の格差はかつてないほどに拡大し、競争と資本の循環はかつてないほどに奨励されている」 そして氏は、移民へのひどい仕打ち、不十分な社会保障、金持ちに支配されるマスコミ、貧富の差の拡大、金融市場の国際的な独裁、といった現代の不条理を許容せず、それらに対して「憤慨せよ!」と若者たちに呼びかけるのである。憤慨することは抵抗を呼び起こす。少数でもよいから憤慨して立ち上がれと訴える。 また氏は憤慨する能力を人間の持つ重要な要素と指摘し、諦めや無関心は憤慨する能力を放棄するもので最悪な態度であると述べている。 [日本の不条理に対する憤慨!] 当ブログは立ち上げてから半年近くとなった。その当時からこのブログを読んでいただいている皆様はもうお察しのことと思うが、このブログを始めた理由は、日本の権力中枢や経済界、マスコミがあまりにも劣化腐敗したことに気がつき、とりもなおさず「憤慨」したからである。このままだと、日本の民主主義は外殻だけで中身のないものとなり、死滅するという危機感から、何か少しでもできることをと考え、一文の得にもならないとは知りつつ、このささやかなブログを立ち上げるに至った。 既得権益勢力の腐敗と横暴が顕著に現れたのが、官僚・検察・マスコミ、さらには正体不明の検察審査会なるものまで利用され、総動員で行われた小沢一郎氏への国策捜査であった。小沢氏が掲げる「国民生活が第一」の政策を断行されると、既得権益勢力の基盤と利権は大きく損なわれることとなる。そのために彼らは自民政権末期から、小沢氏の政治生命を抹殺すべく国策捜査を開始した。政権交代後も既得権益勢力は鳩山政権潰しを行った。自民政権下の新自由主義に疲弊した国民が待望した政権交代はこうして潰されることとなった。 菅政権は民主党政権であるが、これは既得権益勢力が担ぎ出した政権で、小沢・鳩山グループという国民生活派を排除した上で、TPP推進や消費税増税・法人税減税、政治主導確立法案取り下げ、郵政資産をハゲタカ・ファンドから守るための郵政改革法案の無視など、政権交代時のマニフェストを事実上反故にし、それとは全く逆行する少数勝ち組既得権益エリート層を利する政策だけを推し進めようとしている。自民党と同等かそれ以上に新自由主義的な政策を推し進め、一般庶民を疲弊のどん底に突き落とそうとしているというのが菅内閣及び民主党を専横している現民主党執行部の本質であると思う。そして選挙時の国民との約束であるマニフェストを反故にするなどという、議会制民主主義を踏みにじる行為を菅内閣は行った。こうしたことを許してはならないと私は思う。(菅政権が推し進める新自由主義「平成の売国」TPPの危険性と財界・エリート支配層の劣化について、当ブログTPP三部作記事で述べているのでご参照いただきたい。その①、その②、その③) 今回の原発震災があって脚光を浴びたのが、検察による佐藤栄佐久・福島県前知事への捜査である。福島県民の安全を第一に考えた佐藤前知事は、原発企業や官僚に抵抗したのであるが、後に検察によるでっちあげのような捜査で逮捕され失脚した。小沢氏への弾圧と構図が酷似しており、鈴木宗男氏への一件もあわせて私は検察の国策捜査であり、冤罪であると思っている。 そして今回の原発震災によって、原子力推進をする官僚、電力会社などの原子力産業、それを擁護する財界、そのカネに汚れた政治家・マスコミ・御用学者・評論家・タレントなどの癒着と腐敗ぶりが連日明らかになってきている。 これまで、警告にも耳を傾けず、「放射能は漏れないから安全」と垂れ流し、原発震災後放射能が現実に漏れ出し、山河や海を汚染する現実を目の当たりにしても、彼らから一向に謝罪の言葉は聞かれない。それどころか、放射能の危険性を十分説明せず、あたかも放射能が安全なものであるかのような宣伝がなされている。誰も潔く非を認め責任を取ろうとしないのである。このような無責任な大人たちを見て育つ子どもの教育にも非常に悪いだろう。何の罪もない子どもたちに我々は負の遺産以外に残すものがあるのだろうか。ぜひ多くの皆様にこうした腐敗・不条理に対して無関心になるのではなく、純粋に情熱的に憤慨していただきたいと願う。 エッセル氏の言葉は心に響いてくるものがある。故にフランスでミリオンセラーになったばかりでなく、その他の多くの言語に翻訳され、世界で広く読まれている。この点で氏の主張は普遍性を持っているといえるのではないだろうか。日本の政治社会環境も酷い状況となった今、きっと多くの人にエッセル氏の純粋で一本気な言葉が伝わるのではないかと思う。 英語版が公式に発売される前は、ブロガーが英語に訳して紹介していた。私も一人でも多くの方々に一読いただきたいと思い、非力ではあるが、私なりの解釈でご紹介させていただく。公式なものではないので私の個人勉強ノートという形にさせていただき、転載は不可とさせていただく。間違いや誤解があるかも知れないので、厳密さを求める方は、フランス語原版や英語版などが購入できるので、そちらをあたっていただきたい。以下のものは英語版を参照している。テキスト中の註は省略している。 まだ半分しかできていない。 <個人勉強ノート *以下転載不可>—————————— 『憤慨せよ!』 1944年3月15日の遺産 93歳。最終章も近づいた。幕切れはそう遠くない。私は自分の政治生活の基礎、67年前のレジスタンスとレジスタンス綱領の全国抵抗評議会、を総動員することができ、どれほど幸運であっただろう。ジャン・ムーランのおかげで、占領下フランスの、全ての運動、政党、組合といった全ての要素を全国抵抗評議会の下に結集し、「戦うフランス」とそれが認める唯一の指導者シャルル・ド・ゴールへの忠誠を宣言した。私はロンドンにいて、その地で1941年3月にド・ゴールに加わった。その頃、評議会は彼らの綱領の仕上げを終えたところで、それは1944年3月15日に採択された。それは、私たちの国の現代の民主主義の基礎を与えるところの自由フランスの原則と価値の集合体であった。 私たちはこれら原則や価値を今日これまで以上に必要としている。私たちの社会が誇りに思いうるものであるかどうかは、私たちひとりひとり全てにかかっている。(その社会というのは)記録されることのない労働者と国外追放の社会や、移民を疑わしく思う社会や、年金その他の社会安全保障での収入が疑問に付される社会や、メディアが金持ちの手に落ちた社会のことではない。私たちが本当にレジスタンス全国抵抗評議会の遺産を受け継ぐものであるならば、こうしたことの全ては容認されることを許してはならない。 1945年以降、すなわちあのすさまじい悲劇の後、レジスタンス全国抵抗評議会勢力は野心的な復興をフランスにもたらした。レジスタンスが希求した、「全ての市民が労働によって生活の糧が得られないどのケースにおいてもそれを保障する包括社会保障案」及び「尊厳をもって老いた労働者たちが生命を終えるための退職手当」という社会セーフティ・ネットが作られた時のことを思い起こして欲しい。綱領が主唱したところの「独占されていた主要生産手段、一般労働者の果実、エネルギー資源、鉱物資源、保険会社および銀行は国民国家へ返上し」「経済運営からの経済的財政的封建主義を取り除くための真の経済的・社会的民主主義を確立する」に沿って、電気・ガス・石炭というエネルギー資源は、大銀行とともに国有化された。一般的な利益は個別の特殊な利益に先立って分配されなければならず、労働者の世界で作られた富は資本の力に先立って公平に分配されなければならない。「個人の利益は公的な利益よりも劣ることを保証するための、ファシスト国家のイメージにあるような既成の職業集団の独裁とは異なるところの理性的な経済機関」をレジスタンスは提唱した。フランス共和国臨時政府 (1944-6)はこの理想を実現するための仕事に着手した。 真の民主主義には自由な報道が必要である。レジスタンスはこのことを理解しており、「報道の自由と尊厳、国家・資本勢力・外国勢力からの独立」を要求した。1944年の出版法によってこれらの目的は前進した。しかし、これらは今日危険にさらされている。 … Continue reading

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13歳少女タレントブログの衝撃! 課題を突きつけられているのは大人たちの方である

13歳少女タレントの藤波心さんのブログ記事「批難覚悟で・・・・」(3月23日付)が大きな話題となっている。ツイッターで情報が拡散され、私は藤波さんのことを初めて知った次第である。さっそく彼女のブログを拝読させていただいた。今回の福島原発事故を受けて、原発の危険性について考えたこと・感じたことを、叩かれるのを覚悟の上でのびのびとした文体で堂々と書いている。ぜひご一読いただきたい。私自身つまらぬブログを書いていることもあり、考えさせられるところが大いにあった。 3月26日深夜の時点で1300を超えるコメントが寄せられ、反響の大きさを示している。コメントにざっと目を通したが、内容は賛否両論で、賛成意見や激励の方が反対・非難を上回っていると思う。中立の意見も散見するが数は少ない。ほとんどのコメントが藤波さんよりもずっと年配の大人と見受けられる人たちによって書かれていることが注目に値する。 批判的意見(原発賛成・肯定)の多くは「きちんとした知識がないのに批判するな」「電気が使えなくなったらどうする」といったものや、到底中学生に理解できないような専門用語や経済の話などを持ち出して原発が現実的に必要なのだと説くもの、果ては単なる感情的な罵倒に等しいものも見受けられた。 罵倒は論外として、こうした批判意見の中で、「知識がないのに批判するな」という類の意見は、乱暴なものに思える。そういう批判的なコメントを書く人自身も正確な専門知識を持ち合わせているのだろうかと素朴に思う。素人が発言してはいけないということになると、詰まるところ我々はその分野の専門家でない限り何も発言できないことになる(私も放射能や原発や医療健康といった問題に関してはっきり言って素人である)。13歳の少女にそんなものを要求すること自体にまず無理がある。ましてやこれは学術論文などではなく、個人が気軽に書くブログでのことである。誰も彼女に専門家としての知識や意見を期待して彼女のブログを読んでいるのではないだろう。放射能漏れを起こす惨事となった原発事故がまだ収まらぬ中、率直な感想や考えたことを書くのは批難されるべきことではないと思う(無論特定の個人などへの根拠なき誹謗中傷といったものであれば批判されうるだろうが)。 少女が書いたものの内容を大人が批判することはたやすいことであろうと思う。無論理解が浅いところもあるだろうし、必ずしも正しい知識に基づいたものではない部分もあるのかも知れない。また事故に関する情報が全部国民に明かされているわけでもない状況である。しかし批判的意見では彼女への批判はするのだが、原発が現実に放射能漏れを起こしているという彼女が指摘している重大な事実に関して意見を述べていないものがほとんどであるように思った。 いい歳をした大人が13歳の少女の率直な感想を叩き潰そうとするかのような意見を、誰だか特定できないコメントという形で述べるのは、その内容の是非はともかくとして、大人げなく思え、大いなる違和感を覚えた。選挙権もない子どもたちが萎縮するようなムードを大人が作るのはいかがなものかと思う。自分自身の意見や人の役に立つ知識があるのであれば、自分のホームページを作るなり、運動を起こすなりして、藤波さんのように堂々と主張したらいいと思う。藤波さんが思ったこと、感じたことをブログに書くのは大いに結構なことだと思う。 このコメント欄では賛成・反対双方から様々な意見が述べられており、説得力のあるものも多数あり興味深いのだが、結局のところ、これは13歳の一少女に課せられた課題なのではなく、現在選挙権を有し、社会を動かしている今の大人の世代が真剣に考えるべき課題なのである。我々に求められているのは、こうした少女が抱く感想に対して、専門的にあるいは感情的に批判したり、逆に、彼女を救世主のように持ち上げたりするといったことではなく、彼女の意見をひとつの意見として大人の態度で受け入れ、子どもたちが将来安心して暮らせるように、よりよい社会を形成することを、今の大人たちが知恵を絞って模索することではないだろうか。課題を突きつけられているのは大人たちの方であると思う。 ↓↓1日1回応援クリックをぜひお願いします!書くパワーをください!

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【緊急告知】原発停止を求めるデモのお知らせ:*23日(水)14時~東電前に予定を変更

【緊急連絡】22日に予定されていた「原発停止を求めるデモ」は23日(水)14時からに延期されたと主催者から発表がありました。下記ツイッターメッセージ参照(3月22日11:30更新) ryota1981 園良太 【拡散・お詫び】今日の東電前抗議は23日14時~に延期します。一緒にやった仲間の「今日は放射能が高めで、2日連続の雨中は危険、参加し易くするためにも」の意見を重視しました。昨日までの報告・映像はhttp://bit.ly/h67jEI たくさんの反響に感謝、また明日ぜひご参加を★ 本日21日、若い人たちが中心となって東京電力前で原発の停止を求めるデモ集会が行われた。ツイッターで情報が出回り、岩上チャンネルで中継が行われていたのを視聴した。集会は昨日から始まり、明日22日も行うとのことである。 世界的に脱原発の機運が高まり、欧州などで原発に反対するデモが起こる中、福島原発震災を受けて、日本でも脱原発を求める動きが広がっている。浜岡原発の即時停止を求める署名は4日間の署名嘆願期間で2万件を超えたとのことである。しかしながら、世界一危険と言われる浜岡原発はいま現在も稼動中である。政府・電力会社などの原発利権グループはこのような事態になってもなお、原発に固執しようとしているように思われる。ここで国民が声をあげ続けない限り、原発は今後も継続される気がしてならない。私は今日このデモについて知ったばかりで、主催者がどのような方かは存じ上げないが、日本の将来を担う若者たちが中心に立ち上がって声をあげていることは歓迎すべきことであると思う。 明日22日も東京電力前で13時から17時ごろまでデモ集会が行われるとのことである(*23日に延期されました)。趣旨に賛同される皆様にはぜひともご参加いただければと思う。 日時:3月22日(火) 13時から(17時ごろまで) 3月23日(水) 14時から に変更されました。 場所:東京電力前(地図リンク)  追記:先日ツイッターで福島(たしか南相馬の方だったと思う)の酪農農家で現在避難しておられると思われる方のツイートを読んだ。先日子牛が産まれたばかりで、避難の際に残してきた牛たちのエサのことを心配しておられた。自衛隊の方々にぜひ牛にエサをあげてほしいと訴えていた。このツイートを読んだとき、感情がこみ上げ思わず涙した。そして、福島の牛乳や野菜から放射線が検出されたという残酷なニュースに接し、「原発は安全だ」と主張してきた連中に対し、怒りがこみ上げてきた。子牛の命を心配するような人たちが、どうしてさらに苦しまなければならないのか? 原発利権の連中はどのように落とし前をつけるというのか。これはカネだけで償えるような性質のものではない。 日本のマスコミはイランや北朝鮮の核開発には「原子力開発」とは呼ばずに、常に「核開発」という表現を使用してきた。だが日本の原発については「原子力発電所」と表現してきた。どうせなら英語で一般的に言われる”nuclear power plant”の訳である「核発電所」とはっきりと呼べばよかろうと思う。日本は紛れもなく「核開発」をしてきたのだから。 私はかねがね日本のような地震の多い国で原発など大丈夫なのだろうかと首をかしげていたものだが、積極的に反対するということはしてこなかった。今このことに対し、良心に痛みを覚える。今回の震災で原発が非現実的であり、机上の空論であるということが実証されたと思う。人間の手に負えないものに手を出すべきではないのである。 ↓↓1日1回応援クリックをぜひお願いします!書くパワーをください!

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