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[未知の領域:福島1号機メルトダウン]
福島第一原発1号機は原子炉圧力容器に穴が開き、注水した水が溜まらず、空焚きになっていたことが判明した。大量の燃料棒が溶け落ち、圧力容器の底を溶かして穴を開けたものと思われる。実際にそのような状態であるのなら、史上初の完全メルトダウンとなったことになり、福島原発事故は未知の領域に入ったといえる。水蒸気爆発をしていないことが不幸中の幸いであるが、予断を許さぬ状況である。また、すでにチェルノブイリの数倍とも言われる史上最悪の放射能汚染を引き起こしたという事実自体が覆るものでもない。3号機も依然として高温状態で危険な状況が続いている。
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京大原子炉・小出裕章「1号機やっぱりメルトダウン」(たねまきジャーナル毎日放送ラジオ、5月12日)(阿修羅掲示板)
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[いま感覚麻痺に陥ってはならない!声をあげ続けよう!]
連日様々な情報が流れる中で、さして重要でもない大量の情報の洪水に紛れて時折流される大切な情報を得ることは容易ではないと思う。ここにきてようやく福島事故による汚染がチェルノブイリ以上のものとなったことや、福島1号機がメルトダウンしたことなどの情報が出されてきたが、多くの国民は感覚麻痺に陥ってしまい、驚くべきニュースを耳にしたとしても、さして大したことではないかのように感じてしまうかもしれない。
放射能汚染の話にアレルギー反応すら示す人たちも出てきているようで、この話題になると「見たくない、聞きたくない、話したくない」という人も増えているようだ。皆さまの周りにもそうした人たちが多くおられても不思議ではないと思う。皆さまも疲労を覚えられているかもしれないし、私自身もそうである。それはやむを得ない一面もあるだろう。
しかし、現実として事故は収束に向かってはおらず、今こうしている間にも原発からは放射能が大量に漏れ出している。放射能汚染地域に住民が取り残されており、政府が避難をさせぬばかりか、こともあろうに放射能の影響を受けやすい子どもたちに年間20ミリシーベルトという異常な年間被ばく量を押し付けて未だに撤回しない問題について、我々は抗議の声をあげ続けなければならないと思う。少なくとも事故が収束するまでは政府が責任をもって、若い人たちを中心に住民を安全な地域に避難させることが不可欠ではないだろうか。
住民が生まれ育ち住み慣れた土地から離れるということは、耐え難いことに違いない。特に農業を営んでおられる方々には多大な不安を伴うだろう。私ごときに想像できないことである。しかしそこに暮らし続けて子どもたちを被ばくさせ、一生懸命心を込めて農作物や牛乳を作っても、それも汚染されてしまうであろうという近い将来の過酷な現実を思えば、「汚染されていない」と主張するのではなく、「汚染されている」と積極的に主張し、東京電力に全て補償させることのほうが上策ではないのかと思う。
政府が通常時の基準を大幅に緩和して設定した、国際的に認知されることのない「暫定基準値」なるものは、結果的に東電を助け、政府の不作為を正当化するだけのものであり、被害を蒙った住民を助けることにはならないのである。私は政府のこのような処置に統治の正統性を認めることができない。エリート支配層による国民の生命・健康軽視にただただ唖然とするばかりである。上の世代の負の遺産を、日本の将来を担う若者たちに押し付けてはならない。
下の動画はフジテレビ系列「とくダネ」による「年間20mSV問題」である。機会があればこの問題についてあまり関心のない方々にも見せていただきたいと希望する。その下の動画は小出裕章・京都大学助教による講演「隠される原子力」である。標題の通り、ぜひ「大切な人に伝えてください」。
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